一覧へ戻る 平成13年06月21日 畜水産食品中に残留する動物用医薬品の基準設定に関する 薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会乳肉水産食品・毒性合同部会報告につい - 薬食審 第111号:(別紙)の(別添5) 理論最大摂取量の試算 本文(別紙)へ(別添5)理論最大摂取量の試算 (1)ゲンタマイシン (1)全ての食肉を残留基準値の高い腎臓(基準値:5.0ppm)で摂取した場合を仮定すると、食肉からの摂取量は、 5.0×77.5g÷1,000=0.388mg (2)乳(基準値:0.2ppm)からの摂取量は、 0.2×135.0g÷1,000=0.027mg (3)従って、理論最大摂取量は、 (1)+(2)=0.415mg となる。 (4)ADI(20mg/kg bw/day)比は、(体重50kgとする) 0.415mg×1000÷(20mg/kg×50kg)×100=41.5% ADI比 41.5% (2)シロマジン (1)食肉(基準値:0.05ppm)からの摂取量は、 0.05×77.5g÷1,000=0.00388mg (2)卵(基準値:0.20ppm)からの摂取量は、 0.20×40.5g÷1,000=0.0081mg (3)乳(基準値:0.01ppm)からの摂取量は、 0.01×135.0g÷1,000=0.00135mg (4)従って、理論最大摂取量は、 (1)+(2)+(3)=0.0133mg となる。 (5)ADI(18mg/kg bw/day)比は、(体重50kgとする) 0.0133mg×1000÷(18mg/kg×50kg)×100=1.5% ADI比 1.5% (3)スペクチノマイシン (1)全ての食肉を残留基準値の高い腎臓(基準値:5.0ppm)で摂取した場合を仮定すると、食肉からの摂取量は、 5.0×77.5g÷1,000=0.388mg (2)卵(基準値:2.0ppm)からの摂取量は、 2.0×40.5g÷1,000=0.081mg (3)乳(基準値:0.2ppm)からの摂取量は、 0.2×135.0g÷1,000=0.027mg (4)従って、理論最大摂取量は、 (1)+(2)+(3)=0.496mg となる。 (5)ADI(40mg/kg BW/day)比は、(体重50kgとする) 0.496mg×1000÷(40mg/kg×50kg)×100=24.8 ADI比 24.8% (4)ネオマイシン (1)全ての食肉を残留基準値の高い腎臓(基準値:10.0ppm)で摂取した場合を仮定すると、食肉からの摂取量は、 10.0×77.5g÷1,000=0.775mg (2)卵(基準値:0.5ppm)からの摂取量は、 0.5×40.5g÷1,000=0.0203mg (3)乳(基準値:0.5ppm)からの摂取量は、 0.5×135.0g÷1,000=0.0675mg (4)従って、理論最大摂取量は、 (1)+(2)+(3)=0.863mg となる。 (5)ADI(60mg/kg BW/day)比は、(体重50kgとする) 0.863mg×1000÷(60mg/kg×50kg)×100=28.8% ADI比 28.8% 注) 77.5 g: 平成10年国民栄養調査結果による肉類の摂取量 40.5 g: 〃 卵類 〃 135.0 g: 〃 乳類 〃 一覧へ戻る