食品衛生法第11条第1項に基づく農薬等の残留基準の分析に係る検体については、食品、添加物等の規格基準（昭和34年厚生省告示第370号）において食品ごとに規定されているところであるが、「そば」の検体として規定されている「脱穀した種子」については、以下のものをいうので検査に当たっては留意願いたい。
　なお、調製方法の例を下記のとおり示すので参考とされたい。

記

　粉砕器、ふるい等を用いて殻等を取り去り、採取した玄そばの重量に対する「脱穀した種子」（検体）の重量比が70～80％となるよう調製したもの。

（参考）
調製方法の例
（1） 玄そばを粉砕器で粉砕する（約7,500回転／分、15秒）。
（2） 粗めのふるい（850μm）にかける。
（3）（2）で粗めのふるいを通過したものを「脱穀した種子」（検体）とする。
　　　＊検体は、420μmの標準網ふるいを通るように粉砕する。