薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会、食品衛生バイオテクノロジー部会
組換えDNA技術応用食品及び添加物の安全性審査に関する部会報告書
薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会
会長 寺 田 雅 昭 殿
組換えDNA技術応用食品及び添加物の安全性審査に関する部会報告書
平成12年7月4日付け厚生省発生衛第199号及び平成13年4月26日付け厚生労働省発食第103号をもって諮問された食品並びに平成13年9月10日付け厚生労働省発食第222号をもって諮問された食品及び添加物の安全性について、「組換えDNA技術応用食品及び添加物の安全性審査基準」(平成12年5月1日付け 生衛発第825号-1 厚生省生活衛生局長通知。以下「審査基準」という。)に基づき審議した結果、別記のとおり取りまとめたので報告する。
(別記)
1. 審議経過
薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会食品衛生バイオテクノロジー部会(以下「部会」という。)においては、詳細な検討を行うため、専門家で構成された「薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会食品衛生バイオテクノロジー部会組換えDNA技術応用食品安全評価調査会」(以下「調査会」という。)を設置し、調査会における検討結果をもとに、さらに部会において審議を行うこととした。
今般、調査会報告を受け、平成14年3月26日に開催された部会において、次の(1)から(3)に掲げる食品及び添加物の安全性について、審査基準に基づき審議された。
2.審議結果
(1) 平成12年7月4日付け厚生省発生衛第199号をもって諮問された、大豆(A2704-12、A5547-127)については、審査基準に基づき、人の健康を損なうおそれがあると認められないと判断された。(別紙1参照)
(2) 平成13年4月26日付け厚生労働省発食第103号をもって諮問された、とうもろこし(B.t.Cry1F害虫抵抗性、グルホシネート耐性トウモロコシ1507系統)については、審査基準に基づき、人の健康を損なうおそれがあると認められないと判断された。(別紙2参照)
(3) 平成13年9月10日付け厚生労働省発食第222号をもって諮問された、わた(鱗翅目害虫抵抗性ワタ15985系統)については、審査基準に基づき、人の健康を損なうおそれがあると認められないと判断された。(別紙3参照)
(4) 平成13年9月10日付け厚生労働省発食第222号をもって諮問された、グルコアミラーゼ(AMG-E)については、審査基準に基づき、人の健康を損なうおそれがあると認められないと判断された。(別紙4参照)