一覧へ戻る 平成11年09月22日 「組換えDNA技術応用食品・食品添加物の安全性評価指針」に適合していることの確認を行うことの可否に関する部会報告書 - 別紙2 Bollgard with BXN Cotton 別紙2 Bollgard with BXN Cotton 報 告 書 品 種:わた(商品名:「Bollgard with BXN Cotton」)性 質:害虫(オオタバコガ等の鱗翅目昆虫)抵抗性、除草剤(ブロモキシニル)耐性申請者:日本モンサント株式会社開発者:Calgene Incorporated社 モンサント社わた(以下「Bollgard with BXN Cotton」という。)について開発者が行った安全性評価が、「組換えDNA技術応用食品・食品添加物の安全性評価指針」(以下「指針」という。)に適合しているか否かについて検討した。その結果は次のとおりである。1 申請された食品の概要 わたは、米国では主にノースカロライナからカリフォルニアに広がる15の州で栽培され、およそ1300万エーカー(520万ha)を占める重要作物になっている。これらの地域では、オオタバコガ(cotton bolloworm,Heliocoverpa zea)等の鱗翅目の昆虫が主な害虫であり、栽培面積の約80%が被害を受けている。また、わたは雑草の影響を大きく受け、除草剤を使用しないわたの栽培は非常に困難な状況にある。 Bollgard with BXN Cottonは、特定の鱗翅目昆虫による食害に対する耐性を付与するcryIA(c)遺伝子内部配列(Bollgard with BXN Cotton 31807系統に導入されたcryIA(c)遺伝子内部配列は、Bacillus thuringiensis var. kurstaki HS-73株由来のCryIA(c)蛋白質から殺虫活性に不要なDNA領域を削除したトリプシン耐性CryIA(c)蛋白質領域をコードする。)及び除草剤ブロモキシニルの影響を受けない性質を付与するnitrilase蛋白質をコードするbxn遺伝子が導入されている。2 申請された食品が指針の適用範囲内であるか否かについて 指針は、既存のものと同等とみなし得る生産物を、食品・食品添加物として利用する場合に適用される。そこで、Bollgard with BXN Cottonの安全性評価が指針に適合しているか否かについて検討する前に、まず、Bollgard with BXN Cottonが指針の適用範囲内であるか否かについて、指針の第1章第3(1)~(4)に従って申請資料の検討を行った。 その結果、申請に際して提出された資料に関する以下の知見からすると、Bollgard with BXN Cottonは、既存のわたと同等とみなし得るものと考えられ、指針の適用範囲内であると判断した。 以下省略 一覧へ戻る