一覧へ戻る 食調第73号 平成10年09月29日 「組換えDNA技術応用食品・食品添加物の安全性評価指針」に適合していることの確認を行うことの可否に関する部会報告 食調第73号 平成10年9月29日 食品衛生調査会 委員長 寺田 雅昭 殿 食品衛生調査会 バイオテクノロジー特別部会 部会長 寺尾 允男 「組換えDNA技術応用食品・食品添加物の安全性評価指針」 に適合していることの確認を行うことの可否に関する部会報告 平成10年1月27日付厚生省生衛第12号をもって厚生大臣より諮問され、同日付食調第7号をもって付議された食品・食品添加物及び平成8年10月24日付厚生省生衛第883号をもって厚生大臣より諮問され、同日食調第75号をもって付議され継続審議となった食品の安全性評価が「組換えDNA技術応用食品・食品添加物の安全性評価指針」に適合していることの確認を行うことの可否については、組換えDNA技術応用食品等の安全性評価に関する分科会において審議してきたところである。 今般、分科会の検討結果を踏まえ、食品衛生調査会バイオテクノロジー特別部会において更に審議した結果、下記の食品3品種及び食品添加物1品目について別記のとおり取りまとめたので報告する。記 1対象品種 なたね(MS8) 性 質 除草剤耐性及び雄性不稔性 申 請 者 アグレボ ジャパン株式会社 開 発 者 Plant Genetic Systems(ベルギー) 2対象品種 なたね(RF3) 性 質 除草剤耐性及び稔性回復性 申 請 者 アグレボ ジャパン株式会社 開 発 者 Plant Genetic Systems(ベルギー) 3対象品種 とうもろこし(ラウンドアップ・レディー・トウモロコシ GA21系統) 性 質 除草剤耐性 申 請 者 日本モンサント株式会社 開 発 者 Monsanto Company(米国) 4対象品種 α-アミラーゼ 申 請 者 ノボノルディスクバイオインダストリー株式会社 開 発 者 Novo Nordisk A/S(デンマーク) 別記 平成10年1月27日、厚生大臣から食品衛生調査会に対し、食品6品種(除草剤耐性とうもろこし1品種、害虫抵抗性・除草剤耐性とうもろこし1品種、除草剤耐性なたね2品種、除草剤耐性・雄性不稔性なたね1品種、除草剤耐性・稔性回復性なたね1品種)及び食品添加物2品目(α-アミラーゼ、フィターゼ)の安全性評価が「組換えDNA技術応用食品・食品添加物の安全性評価指針」(以下「安全性評価指針」という。)に適合していることの確認を行うことの可否について諮問がなされ、同日、食品衛生調査会バイオテクノロジー特別部会(以下「部会」という。)に付議された。 部会においては、詳細な検討を行うため、専門家で構成された「組換えDNA技術応用食品等の安全性評価に関する分科会」(以下「分科会」という。)を設置し、この分科会における検討をもとに、さらに部会において審議を行うこととした。 分科会は、平成10年2月2日から平成10年9月14日の間に7回開催され、諮問された食品及び食品添加物の安全性評価が安全性評価指針に適合しているかどうかの検討を行った。 また、この分科会は、平成8年10月24日付厚生省生衛第833号をもって厚生大臣より諮問され、同日食調第75号をもって付議され継続審議となった食品3品種の安全性評価が安全性評価指針に適合しているかどうかの検討も行った。 この分科会での検討結果を受け、平成10年9月29日に部会において審議した結果、今般、別紙1、2、3、4のとおり、食品3品種と食品添加物1品目について報告をとりまとめた。 また、アグレボジャパン株式会社から申請された除草剤耐性カノーラ2品種(HCN19、PHY23)及び除草剤耐性・害虫抵抗性とうもろこし(CBH351)、パイオニア ハイブレッド ジャパン株式会社から申請された害虫抵抗性とうもろこし(MON809)*、株式会社東食から申請された害虫抵抗性とうもろこし(DBT418)*及び除草剤耐性とうもろこし(DLL25)*、ノボノルディスクバイオインダストリー社から申請された食品添加物(フィターゼ)については、さらに検討が必要なことから、審議を継続することとされた。(*印については再継続の扱い。) 一覧へ戻る