公益財団法人
日本食品化学研究振興財団
FDA 21CFR(仮和訳)
172 食品に直接添加するために許可された食品添加物
多目的添加物
§809 カードラン
§172.809 カードラン
カードランは下記の条件に従って安全に使用できる。
(a) カードランはブドウ糖の高分子量ポリマー(β-1, 3-glucan; CAS登録番号5472-4)で非病原性非毒性バクテリア
Alcaligenes faecalis var. myxogenes
の純粋発酵によって作られる。
(b) カードランは、武田薬品工業(東京都中央区日本橋二丁目12-10)が1996年に作成した文書『カードラン規格試験用分析法』に説明または引用されている方法で試験された場合、下記の規格を満たす。この方法は5 U.S.C. 552(a)及び1 CFR part 51に基づきここに言及することによって本文書の一部を成す。同方法を示した文書はFDA食品安全応用栄養センター申請管理部(HFS-215)(5100 Paint Branch Pkwy., College Park, MD 20740)で入手でき、同センター図書館(
200 C St. SW., Washington,DC
)または国立公文書記録管理局(NARA)にて閲覧できる。NARAに本資料の利用について問い合わせるには、202-741-6030に電話するか、
http://www.archives.gov/federal-register/code-of-federal-regulations/ibr-locations.html
へアクセスされたい。
(1) カードランは塩基性。
(2) カードラン(無水ブドウ糖として計算)含有量は80%以上。
(3) 1%の水性懸濁液のpHは6.0-7.5。
(4) 鉛は0.5mg/kg以下。
(5) 重金属(鉛など)量は0.002%以下。
(6) 全窒素量は0.2%以下。
(7) 乾燥時の減少量は10%以下。
(8) 燃焼時の残存量6%以下。
(9) 2%の水性懸濁液のゲル可溶度は1平方センチメートル当たり600x103ダイン以上。
(10) 好気性プレートカウントは1グラム当たり103以下。
(11) 大腸菌数は1グラム当たり3以下。
(c) カードランは、GMPに従って、強化剤、加工剤、安定剤、糊料、剤として、法第40に基づく同定規格によって本添加物の使用が認められた食品に使用するものである。
[61 FR 65941, Dec. 16, 1996]