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公益財団法人 日本食品化学研究振興財団
FDA 21CFR(仮和訳)

173  食品への使用を認められる二次的直接食品添加物
食品処理用重合体物質および重合体補助剤

§40  分子ふるい樹脂

§173.40 分子ふるい樹脂

分子ふるい樹脂は下記に定める条件のもとで食品の加工に安全に使用することができる。
(a) 分子ふるい樹脂はエピクロロヒドリン10部に対してデキストラン1部の割合でエピスクロロヒドリンと架橋させて安定三次元構造を付与せしめた平均分子量40,000の精製デキストランより成る。
本樹脂は乾燥樹脂1グラム当り 2.0ないし 3.0ミリリットル (公定水分率 (water regain) により表現) の孔径、および10ないし 300ミクロンの粒径を有する。
(b) 分子ふるい樹脂は最初に食品と接触させて使用する前に飲料水でよく洗う。
(c) 分子ふるい樹脂は部分脱ラクトースホエーの最終精製に際してゲル濾過材として使用する。ゲルろ床はろ床上の微生物の発生や製品の品質劣等化を防止するようにGMPに従って衛生的な状態に保つこと。