公益財団法人
日本食品化学研究振興財団
FDA 21CFR(仮和訳)
169 ドレッシングおよび着香料
特定の規格ドレッシングおよび着香料の要件
§175 バニラエキス
§169.175 バニラエキス
(a) バニラエキスは、バニラビーンから抽出できる風味のよい、芳香を放つ成分のエチルアルコール水溶液である。バニラエキス内の、エチルアルコールの含有量は、容積で35%以上であり、169.3(c)に定義されたバニラ成分の含有量は、1ガロン当たり1単位以上である。バニラ成分は、バニラビーンから直接抽出してもよいし、濃縮バニラエキス、バニラ着香料、あるいはバニラオレオレジンと呼ばれる半固形物の形態に濃縮した濃縮バニラ着香料の形態で加えてもよいものとする。バニラエキスは、下記の任意材料および成分を1種類以上含んでもよいものとする。
(1) グリセリン
(2) プロピレングリコール
(3) 砂糖(転化糖を含む)
(4) デキストロース
(5) コーンシロップ(コーンシロップ粉末を含む)
(b) (1) 本食品の規定名は「バニラエキス(Vanilla extract, Extract of vanilla)」である。
(2) バニラエキスを、全部もしくは一部、バニラオレオレジン、濃縮バニラエキスもしくは濃縮バニラ着香料を希釈することによって作る場合、ラベルには、“Made from−−−( −−−から製造)”もしくは “Made in part from −−− (一部−−−から製造) という説明を記載すること。空欄には “vanilla oleoresin(バニラオレオレジン)”、“concentrated vanilla extract(濃縮バニラエキス)”もしくは “concentrated vanilla flavoring(濃縮バニラ着香料)”の名称を適宜記入する。本食品が、バニラ成分を2単位以上含む場合、食品名には “−−−fold( −−−倍)”という表示を含むものとする。空欄には、本食品の1ガロン当たりのバニラ成分の単位数を示す整数(端数は無視)を記入する。
(3) 食品名を、通常の購入条件で見えやすい様に、目立つようにラベルに記載する場合には必ず、本 sectionの paragraph (b)(2)に規定されている表示を、食品名の直ぐ前か後に目立つように付けるものとする。その際、文字や印刷、図表を間に入れないこと。
(c) ラベル表示。食品中に使用する材料、成分は、それぞれ本章のPart 101および130の該当するsectionsに規定するように、ラベル上で表示するものとする。
〔42 FR 14479, May. 15, 1977, 58 FR 2886, Jan. 6, 1993で改正〕