公益財団法人
日本食品化学研究振興財団
FDA 21CFR(仮和訳)
172 食品に直接添加するために許可された食品添加物
多目的添加物
§822 ラウリル硫酸ナトリウム
§172.822 ラウリル硫酸ナトリウム
食品添加物ラウリル硫酸ナトリウムは下記の条件に従って食品に安全に使用できる。
(a) 本添加物は下記の規格に適合する。
(1) 本品はラウリル硫酸ナトリウム 〔CH
2
(CH
2
)
10
CH
2
O SO
2
Na 〕を主成分とする硫酸アルキルナトリウムの混合物である。
(2) 硫酸アルキルナトリウムの最低含量は90%である。
(b) 本品は下記の用途に使用する、または使用することを目的とする。
(1) 卵白の乳化剤として、下記の範囲内で使用する。
固形卵白 1000ppm
冷凍卵白 125ppm
液状卵白 125ppm
(2) ホイッピング剤として、重量比でマシュマロ製造時に用いるゼラチンの 0.5%以下の量を使用する。
(3) 下記の界面活性剤として、
(ⅰ) フマール酸で酸味づけたをした粉末飲料ベース。本添加物含量は完成飲料の 25ppm以下とし、係る飲料ベースは、法第 401節に基づく同定規格によって本品添加物の使用が禁止されている食品には適用してはならない。
(ⅱ) フマール酸で酸味づけをした果汁飲料。本添加物含量は完成果汁飲料の 25ppm以下とし、法第 401節に基づく同定規格によって使用が禁止されている果汁飲料には適用してはならない。
(4) 湿潤剤として、植物原油、動物脂肪の高・低融点部分の分離時に 10ppm以下のレベルで使用する。但し、分離工程に続いて、アルカリ中和、油脂の脱臭を含む従来の精製工程を経るものとする。
(c) 本添加物の安全使用を確実にするために、食品添加物容器のラベルに、法によって要求される他の情報に加えて、下記の事項を明記すること。
(1) 添加物名「ラウリル硫酸ナトリウム」
(2) 本 sectionの paragraph(b)の制限に適合する最終製品を得るための適当な使用指針。
〔42 FR 14491, Mar. 15, 1977, 43 FR 18688, May 2, 1987にて改正〕