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公益財団法人 日本食品化学研究振興財団
FDA 21CFR(仮和訳)

137  穀物粉および関連製品
特定の規格穀物粉および関連製品の要件

§200  全粒小麦粉

§137.200  全粒小麦粉
 
(a) 全粒小麦粉、グラハム小麦粉は、デューラム小麦、赤デューラム小麦以外の洗浄小麦をひいて調製した食品であり、本 section (c)(2)に規定する方法で試験を行う場合、90%以上が2.36mm (№8)ふるいを通過し、50%以上が 850μm(№20) ふるいを通過する。係る小麦の天然成分比率は、水分を除き全く変化しない。天然の酵素不足を補うために、麦芽小麦、麦芽小麦粉、麦芽大麦粉、又はこれら2種類以上の組合わせを使用してもよいが、麦芽大麦粉の使用量は0.75%以下とする。こうじ菌から得るα−アミラーゼの無害な製剤を単独、又は安全かつ適切な担体中で使用してもよい。全粒小麦粉の含水量は15%以下である。ドウ調整剤として 200ppm 以下のアスコルビン酸を添加してもよい。係る添加によって損傷、品質劣等性を覆い隠せない場合、又は全粒小麦粉が実際よりもよりよく、より価値があるようには見えない場合、任意の漂白成分−アゾジカルボンアミド(45ppm以下の使用量制限を含み、本章§172.806 の要件に適合するもの)、二酸化塩素、塩素、又はニトロシル塩酸と塩素の混合物を漂白及び人工熟成効果用として十分な量を越えない量で添加してもよい。
(b) (1) ラベル表示。本食品中で使用する材料(成分)は各々、本章part101 及び130 の該当する sectionで規定するように、ラベル上に表示するものとする。
(2) アスコルビン酸を添加する場合、“Ascorbic acid added as a dough conditioner (ドウ調整剤としてアスコルビン酸を添加)”の説明をラベルに表示すること。こうじ菌から得る任意の成分α−アミラーゼを使用する場合、成分リストに “Fungal alpha-amylase (真菌性アルファ−アミラーゼ)”、 “Fungal α−amylase(真菌性α−アミラーゼ)”、 “Enzyne (酵素)”、“Enzyme added for improved baking(ベーキングを促進するため酵素を添加)”の何れかを表示する。任意の漂白成分を使用する場合、 “Bleaches (漂白剤使用)”を付記すること。本食品名を通常の購入条件下で目につきやすいようにラベル表示する場合は必ず、“Bleached(漂白剤使用)”を食品名の直前、又は直後に明記すること。この場合、文字、印刷、図形をはさんではならない。但し、食品名が商標、又はブランド名の一部であり、他の文字、印刷、図形が商標、又はブランド名の一部となる場合、食品名に明確な関連性があるような形で “Bleached (漂白剤使用)”を商標、又はブランド名に並列させるならば、これをはさんでもよい。
(c) 本 sectionの目的に準じて:
(1) 水分は “Official Methods of Analysis of the Association of Official Analytical Chemists (AOAC)第13版 (1980) 、第14.002節 “Vacuum Oven Method- Official Final Action”、及び第14.003節 “Determination”に規定する方法で定量する。尚、本方法はここに言及することにより本連邦規則の一部となる。コピーは AOAC INTERNATIONAL (481 North Frederick Ave., suite 500, Gaithersburg,MD 20877)から入手でき、また国立公文書記録管理局(NARA)にて閲覧できる。NARAに本資料の利用について問い合わせるには、202-741-6030に電話するか、 http://www.archives.gov/federal-register/code-of-federal-regulations/ibr-locations.htmlへアクセスされたい。
(2) 本 sectionの paragraph (a)に記載する方法は下記の通りである:
直径8インチの標準深枠を有する№8及び№20ふるいを使用する。尚、このふるいはAOAC、“Definition of Terms and Explanatory Notes” の表1、“Nominal Dimensions of Standard Test Sieves (U.S.A. Standard Series)” の規格に適合するものである。本方法はここに言及することにより本連邦規則の一部となる。コピー入手先は本 sectionのparagraph(c)(1)に示す通りである。№8.ふるいを№20ふるいに挿入し、底皿を№20ふるいに取り付ける。試料 100mgを№8ふるいに入れる。カバーを付けた後、ふるいを片手で持ち少し傾ける。もう一方の手を側面に当てながら、毎分 150回の速さでふるいを上向き方向に振とうする。各25ストローク後、ふるいを同一方向に 1/6回転させ、2分間振とうを続ける。その後、№8ふるいの未通過分、及び№20ふるいの通過分を計量する。
 
〔42 FR 14402, Mar. 15, 1977, 47 FR 11827, Mar. 19, 1982にて改正; 47 FR 24693,June. 8, 1982; 47 FR 43364, Oct. 1, 1982; 49 FR 10097, Mar. 19, 1984; 54 FR24894, June 12, 1989; 58 FR 2877, Jan. 6, 1993; 63 FR 14035, Mar. 24, 1998〕