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公益財団法人 日本食品化学研究振興財団
FDA 21CFR(仮和訳)

184  一般に安全性が認められると確認される直接食品物質
GRAS確認物質リスト

§1061  乳酸

§184.1061 乳酸
 
(a) 乳酸 (CHO, CAS Reg. Nos. : DL 混合物 598-82-3; L-異性体、79-33-4; D- 異性体、10326-41-7) は、化学的には2-ヒドロキシプロピオン酸であり、種々の食品中に天然に存在する。商業的には、ぶどう糖、ショ糖、乳糖等の炭水化物の発酵、アセトアルデヒド、シアン化水素からラクトニトリルを形成し、加水分解で乳酸を得る方法等で生産されている。
(b) この成分は、“Food Chemicals Codex,” 3d Ed. (1981), p.159の規格に適合し、この規格はここに言及することにより本連邦規則の一部となる。この資料のコピーは、米国アカデミープレス(2101 Constitution Ave. NW., Washington, DC 20418)から入手できる。又は、国立公文書記録管理局(NARA)にて閲覧できる。NARAに本資料の利用について問い合わせるには、202-741-6030に電話するか、 http://www.archives.gov/federal-register/code-of-federal-regulations/ibr-locations.htmlへアクセスされたい。
(c) この成分は、本章§184.1(b)(1)に基づき、現行のGMP以外の制限は何も受けずに使用される。人間が直接食品材料として、この成分が一般的に安全であると認められる(GRAS)かどうかの確認は、以下の現行GMP使用条件を基準として行う。
(1) この成分は、本章§170.3 (o)(2)に定められているように抗微生物剤として、本章§170.3(o)(5)に定められている貯蔵及び漬物剤として、本章§170.3(o)(11)に定められている香味向上剤として、本章§170.3(o)(12)に定められている着香剤と着香補助剤として、本章§170.3 (o)(23)に定められているpH調整剤として、本章§170.3 (o)(27)に定められている溶媒及び賦形剤として使用される。
(2) この成分は、幼児食、乳児食以外の食品について、現行のGMPの範囲内で使用される。
(d) 本 sectionで規定した使用法と異なるこの成分に関する既認可は存在しないか、又は既に放棄されている。
 
〔42 FR, 35367, Sept. 7, 1984 〕