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公益財団法人 日本食品化学研究振興財団
FDA 21CFR(仮和訳)

173  食品への使用を認められる二次的直接食品添加物
酵素製剤および微生物

§140  Mucor mieheiに由来するエステラーゼ−リパーゼ

§173.140 Mucor mieheiに由来するエステラーゼ−リパーゼ
 
純粋培養発酵法により Mucor miehei var. Cooney et Emersonから得られる酵素から成るエステラーゼ−リパーゼ酵素は、担体としての麦芽デキストリンもしくはスィートホエーと組み合わせて、下記の条件に従って食品に安全に使用することができる。
(a) Mucor miehei var. Cooney et Emerson は次のように分類される。
綱:Phycomycetes. 亜綱:Zygomycetes.
目:Mucorales. 科:Mucoraceae.
属:Mucor. 種:miehei.
変種:Cooney et Emerson.
(b) Mucor miehei var. Cooney et Emerson の菌株はヒトやその他の動物に対して非病原性かつ無毒性である。
(c) 本酵素はエステラーゼ−リパーゼから Mucor miehei var. Cooney et Emerson菌を完全に除去するプロセスにより製造する。
(d) 本酵素は§170.3(o)(12)に定義するようなフレーバー強化剤として使用する。
(e) 本酵素は現行のGMPを超えないレベルで下記の食品群に使用する。本章の§170.3(n)(5)に定義したようなチーズ;本章の§170.3 (n)(12)に定義したような油脂;および本章の§170.3(n)(31)に定義したような乳製品。本食品成分の使用は非規格化食品および当該同定基準が上記使用を認めている食品に対するものに制限される。
(f) 本酵素はその制限された技術的効果を得るのに必要な最低量で使用する。
 
〔47 FR 28090, June. 29, 1982 ; 48 FR 2748, Jan. 21, 1983 〕