公益財団法人
日本食品化学研究振興財団
FDA 21CFR(仮和訳)
131 ミルク及びクリーム
特定の規格ミルク及びクリームの要件
§162 酸性化サワークリーム
§131.162 酸性化サワークリーム
(a) 説明。酸性化サワークリームは、安全かつ適当な酸性化剤を用いる加熱殺菌クリームの酸味化により生じるが、乳酸産生細菌の添加の有無は問わない。酸性化サワークリームは18パーセント以上の乳脂肪を含有する。但し、本食品が栄養生甘味料もしくは大量添加型着香成分の添加を特徴とする場合には、乳脂肪の重量は、本食品の重量から当該任意成分の重量を差し引いて得られる残余分の18パーセント以上である。いかなる場合でも、本食品は14.4パーセント以上の乳脂肪分を含有する。酸性化サワークリームは、乳酸として計算して 0.5パーセント以上の滴定可能酸度を有する。
(b) 任意成分。1「きめ」を改善したり、離液を防止したり、あるいは製品の貯蔵寿命を延長する、安全かつ適当な成分。
(2) レネット。
(3) 安全かつ適当な栄養性甘味料。
(4) 塩。
(5) 下記のような着香成分 (安全かつ適当な着香料の有無を問わない) 。
(ⅰ) 果実および果汁 (濃縮果実および果汁を含む) 。
(ⅱ) 安全かつ適当な天然および人工の食品着香料。
(c) 分析法。本 sectionの paragraph (c)(1)及び(2)に参照した方法は“Official Methods of Analysis of the Association of Official Analytical Chemists ”第13版 (1980) を出典とし、本文献はここに言及することにより本連邦規則の一部となる。コピーはAOAC INTERNATIONAL (481 North Frederick Ave., suite 500, Gaithersburg,MD 20877) から入手することができ、国立公文書記録管理局(NARA)にて閲覧できる。NARAに本資料の利用について問い合わせるには、202-741-6030に電話するか、
http://www.archives.gov/federal-register/code-of-federal-regulations/ibr-locations.html
へアクセスされたい。
(1) 乳脂肪含量“Fat Official Final Action ”第16.172節。
(2) 滴定可能酸度 “Acidity Official Final Action” 第16.023節。
(d) 名称。本食品の名称は「酸性化サワークリーム」である。本食品の名称は、均一の大きさ、字体、および色の活字にて、ラベルの主要表示パネル上に省略せずに表示されること。本食品の名称は、本章の§101.22に明記されているような、製品を特徴付ける着香料の存在を示す表示が並記されること。本食品を特徴付けるのに十分な量の栄養性甘味料が、特有の着香料の添加を伴わずに添加される場合、本食品の名称は“sweetened (甘味をつけた) ”という語が冠せられること。
(e) ラベル表示。本食品中で使用される材料(成分)の各々は、本章part 101及び 130の該当するsectionにより規定されるように、ラベル上に表示するものとする。
〔42 FR 14360, Mar. 15, 1977, 47 FR 11825, Mar. 19, 1982にて改正 ; 49 FR 10092, Mar. 19, 1984 ; 54 FR 24893, June 12, 1989 ; 58 FR 2891 Jan. 6, 1993〕