公益財団法人
日本食品化学研究振興財団
FDA 21CFR(仮和訳)
168 甘味料およびテーブルシロップ
特定の規格甘味料およびテーブルシロップの要件
§122 ラクトース
§168.122 ラクトース
(a) ラクトースは、通常、ホエーから得る炭水化物である。無水でもよく結晶水を1分子含んでいてもよく、また両方の形態を混合したものであってもよい。
(b) 本食品は、下記の規格に適合するものとする。
(1) ラクトース含有量は、粉末ベースで計算して99.0%(mass/mass)(m/m)以上である。
(2) 硫酸塩灰分含有量は、粉末ベースで計算して、 0.3%(m/m) 以下である。
(3) 10.0%(m/m) 溶液のpHは、 4.5以上 7.0以下である。
(4) 120 ℃で16時間乾燥した場合の減りは、 6.0%(m/m) 以下である。
(c) 本食品名は、「ラクトース」或いは「乳糖」である。
(d) 本 sectionの paragraph (d)(1)、(d)(2)、(d)(3)、(d)(4)、および(d)(5)中の分析方法が当該食品が本 sectionの paragraph (b)(1)、(b)(2)、(b)(3)、および(b)(4)の要件に適合するか否かを決定するために使用される。これらの方法は、 “Official Methods of Analysis of the Association of Official Analytical Chemists”、第14版 (1984年度)(補遺第4版(1988年度) を含む) に述べられている。本資料はここに言及することにより、 5 U.S.C. 552(a)に従って、本連邦規則の一部となる。この言及により本連邦規則の一部となった資料のコピーは AOAC INTERNATIONAL (481 North Frederick Ave., suite 500, Gaithersburg,MD 20877)から入手することができ、または、国立公文書記録管理局(NARA)にて閲覧できる。NARAに本資料の利用について問い合わせるには、202-741-6030に電話するか、
http://www.archives.gov/federal-register/code-of-federal-regulations/ibr-locations.html
へアクセスされたい。
(1) ラクトース含有量、sections 31.064 〜 31.071 、“Purity of Lactose, Liquid Chromatographic Method(ラクトース純度、液体クロマトグラフィー)”第1租置、第14版 (1984年度) pp.583〜584 。
(2) ラクトース含有量、sections 31.064 〜 31.071 。“Purity of Lactose, Liquid Chromatographic Method(同上)”“Changes in Official Methods of Analysis ”第14版、補遺第4版(1988年度) p.212 。この参照文献は、第1租置から最終租置に至るまでに当方法の状況に変化があったことを認める。
(3) 硫酸塩灰分含有量、 section 31.014 。“Ash of Sugars and Sirups(糖とシロップの灰分)”。最終租置、硫酸灰、第14版 (1984年度) p.575 。
(4) pH、 section 14.022 、“pH of Flour, Potentiometric Method(小麦粉のpH、電位差測定法)”、最終租置。但し、測定にはラクトース、10パーセント (m/m)水溶液を使用する。第14版(1984年度)、p.252 。
(5) 乾燥による減量(120℃)、 section 31.070 、第14版(1984年度)、p.584 。
〔42 FR 14479, Mar. 15, 1977, 47 FR 11834, Mar. 19, 1982にて改正 ; 49 FR 10103, Mar. 19, 1984 ; 54 FR 24896, June 12, 1989 ; 55 FR 8459, Mar. 8, 1990; 63 FR 14035, Mar. 24, 1998〕