公益財団法人
日本食品化学研究振興財団
FDA 21CFR(仮和訳)
172 食品に直接添加するために許可された食品添加物
多目的添加物
§841 ポリデキストロース
§172.841 ポリデキストロース
本 sectionで同定するポリデキストロースは下記の条件に従って食品に安全に使用できる。
(a) (1) ポリデキストロース (CAS Reg. No. 68424-04-4)は部分代謝作用のある水溶性重合体であり、重量換算で、おおよそD−グルコース約89%、ソルビトール10%、クエン酸1%、または、おおよそD−グルコース90%、ソルビトール10%、燐酸0.1%から成る溶融物を縮合して生成する。
(2) ポリデキストロースは、水酸化カリウムで部分中和してもよい。また、水溶液中で遷移金属触媒水素添加作用により部分還元してもよい。
(b) 本添加物は、“Food Chemicals Codex” 第4版(1996)(P297-300)の規格を満たす。この規格は、ここで言及することにより、5 U.S.C. 552(a)と1 CFR part 51に従い、本規則の一部になる。この規格は、米国アカデミープレス(2101 Constitution Ave. NW., Washington, DC 20055)から入手できる。あるいは、食品医薬品局食品安全応用栄養センター図書室(200 C St. SW., Washington, DC)又は国立公文書記録管理局(NARA)にて閲覧できる。NARAに本資料の利用について問い合わせるには、202-741-6030に電話するか、
http://www.archives.gov/federal-register/code-of-federal-regulations/ibr-locations.html
へアクセスされたい。
(c) ポリデキストロースは、法第401節にもとづく同定規格によって本品の使用が認められている場合、現行のGMPに従って下記の食品の増量剤、組織形成助剤、湿潤剤、組織化剤として使用される。
(1)焼き物およびベーキングミックス(フルーツ・カスタード・プディング入りパイ、ケーキ、クッキー、および同様の焼き物に限る)
(2)チューインガム
(3)糖菓および砂糖衣
(4)サラダドレッシング
(5)単一および総合ビタミン剤およびミネラル補給剤のフィルムコーティング
(6)冷凍乳製品デザートならびにミックス
(7)フルーツ入り氷菓およびシャーベット
(8)フルーツスプレッド
(9)ゼラチン、プディングおよびフィリング
(10)ハードキャンディおよびソフトキャンディ
(11)ピーナッツスプレッド
(12)甘いソース、トッピングならぴにシロップ
(13)テーブルスプレッド
(d) 本添加物を含む食品を特殊用途に使用するか、もしくは使用すると思われる場合は、本章 Part 105 に準じて表示を行うこと。
(e) 1サービング(1 serving :1食分)で本添加物を15g以上含有すると思われる食品のラベル、及び表示には、次の説明を付記すること。「本品を大量に投与すると、場合により下痢症状をおこすことがある。」
〔
46 FR 30081, June 5, 1981, 59 FR 37421, July 22, 1994にて改正; 60 FR 54425, Oct. 24, 1995; 61 FR 14480, Apr. 2, 1996; 62 FR 30985, June 6, 1997; 63 FR 57597, Oct. 28, 1998; 65 FR 64605, Oct. 30, 2000; 65 FR 79719, Dec. 20, 2000
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