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公益財団法人 日本食品化学研究振興財団
FDA 21CFR(仮和訳)

163  カカオ製品
特定の規格カカオ製品の要件

§124  ホワイトチョコレート

Section 163.124 ホワイトチョコレート

発効日注記:67 FR 62177(2002年10月4日)において、section163.124はpart 163のSubpart Bに追加され、2004年1月1日に発効する。
(a)概要(1)ホワイトチョコレートは、固形もしくは半塑性の食品であり、カカオ油脂と、本Sectionの(b)(2)項に規定された1種類以上の任意の乳製品、および1種類以上の任意の栄養糖質甘味料とを十分に混合、粉砕して調製し、本Sectionの(b)項に規定された他の任意の原材料を1種類以上含んでもよい。ホワイトチョコレートに着色料を使用してはならない。
(2)ホワイトチョコレートは、全脂肪重量から乳脂肪重量を引いて、得られた数値をホワイトチョコレート最終製品の重量で割り、その商に100を掛けることによってカカオ油脂を算出したとき、20重量パーセント以上を含む。ホワイトチョコレート最終製品は、本Sectionのparagraph(b)(2)に規定された乳製品のみを用いて算出したとき、乳脂肪3.5重量パーセント以上、全乳固形分14重量パーセント以上を含む。さらに栄養性の糖質甘味料を55重量パーセント以下含む。
(b)任意の原材料。以下の安全かつ適切な原材料を使用する。
(1)栄養性糖質甘味料
(2)乳成分
(i)クリーム、乳脂肪分、バター
(ii)牛乳、全脂粉乳、濃縮乳、無糖練乳、加糖練乳
(iii)脱脂粉乳、濃縮脱脂粉乳、無糖脱脂練乳、加糖脱脂練乳、無脂肪粉乳
(iv)濃縮バターミルク、乾燥バターミルク、および
(v)麦芽乳
(3)乳化剤。単独もしくは組み合わせて使用し、総量を1.5重量パーセント以下とする。
(4)香辛料、天然香料および人工香料、粉末ホールナッツ、粉末コーヒー、乾燥麦芽穀類エキス、塩分およびその他の調味料。それらを単独もしくは組み合わせて、チョコレート、牛乳、バターの風味に似せた風味をつけてはならない。
(5)酸化防止剤、および
(6)乳清および乳清製品。これらの総量は5重量パーセント以下とする。
(c)命名法。本食品の名称は、「ホワイトチョコレート」もしくは「ホワイトチョコレートコーティング」とする。本Sectionのparagraph(b)(4)に規定された香辛料、香料、調味料を1種類以上使用した場合、ラベルに適切な記述を加えなければならない。たとえば、「香辛料添加」「で調味」「を添加」とし、空白部分には使用した香辛料、香料、調味料の俗称や通称を、本章のSection101.22に従って表示する。
(d)ラベル表示。食品中に使用した原材料は、本章のpart 101およびpart 130の該当するSectionに規定されたとおりに、ラベルに表示しなければならない。
[67 FR 62177, Oct. 4, 2002]