公益財団法人
日本食品化学研究振興財団
FDA 21CFR(仮和訳)
184 一般に安全性が認められると確認される直接食品物質
GRAS確認物質リスト
§1063 酵素調整レシチン
§184.1063 酵素調整レシチン
(a) 酵素調整レシチンはレシチンをホスホリパーゼA2(EC 3.1.1.4)またはパンクレアチンで処理して製する。
(b) 本成分は本節の(b)(1)から(b)(8)の規格に適合している。特に指定がない限り、下記の規格に準拠しているかどうかは“Food Chemicals Codex,” 第3版(1996)pp. 220-221に示された方法に従って測定する。この方法は5 U.S.C. 552(a)及び1 CFR part 51に従いここに言及することによって本文書の一部を成す。同方法を示した文書は米国アカデミープレス(2101 Constitution Ave. NW., Washington, DC 20418)で入手できる。また食品安全応用栄養センター図書館(200 C St. SW., Washington, DC)あるいは国立公文書記録管理局(NARA)にて閲覧できる。NARAに本資料の利用について問い合わせるには、202-741-6030に電話するか、
http://www.archives.gov/federal-register/code-of-federal-regulations/ibr-locations.html
へアクセスされたい。
(1) アセトン不溶性物質(ホスファチド)は50%以上。
(2) 酸価は40%以下。
(3) 鉛は1.0 ppm以下で原子吸光分光分析法によって測定。
(4) 重金属(鉛など)は20 ppm以下。
(5) ヘキサン不溶性物質は0.3%以下。
(6) 過酸化物価は20%以下。
(7) 水は4.0%以下。
(8) リゾレシチンは全ホスファチドの50から80モルパーセント。“Determination of Lysolecithin Content of Enzyme-Modified Lecithin: Method
−5
(酵素調整レシチン含有物リゾレシチン測定法
−5
)”によって測定する。この方法は5 U.S.C. 552(a)及び1 CFR part 51に基づきここに言及することによって本文書の一部を成す。同方法を示した文書はFDA食品安全応用栄養センター申請管理部(HFS-215) (
5100, Paint Branch Pkwy., College Park, MD 20740
)で入手でき、同センター図書館(200C St. SW., Washington, DC)または国立公文書記録管理局(NARA)にて閲覧できる。NARAに本資料の利用について問い合わせるには、202-741-6030に電話するか、
http://www.archives.gov/federal-register/code-of-federal-regulations/ibr-locations.html
へアクセスされたい。
(c) 本成分は§184.1(b)(1)に従って、現行GMP以外の制限を受けることなく食品中に使用される。本成分が直接食品材料として一般的に安全であると認められる(GRAS)かどうかは以下の現行GMP使用条件を基準に確認する。
(1) 本成分は本章の§170.3(o)(8)に定められた乳化剤として使用する。
(2) 本成分は現行GMPを超えないレベルで使用する。
[61 FR 45889, Aug. 30, 1996]