公益財団法人
日本食品化学研究振興財団
FDA 21CFR(仮和訳)
184 一般に安全性が認められると確認される直接食品物質
ＧＲＡＳ確認物質リスト
§1033 クエン酸
§184.1033 クエン酸
(ａ) クエン酸（C６H８O７, CAS Reg. No. 77-92-9）は2-hydroxy-1,2,3-propanetricar-boxylic acidという化合物である。これは植物と動物の組織中に自然に存在する成分である。無色の結晶または白色の粉末として存在し、無水の場合もあれば、クエン酸1モルあたり1モルの水を含む場合もある。クエン酸はレモンやパイナップルの果汁のような材料からの回収、本章の§173.160〜173.165に述べられるカンジダ属の菌を使う菌発酵、または本章の§173.280に述べられる黒色アスペルギルス発酵酒からクエン酸を回収する溶剤抽出過程によって得られる。
(ｂ) 当該成分は“Food Chemicals Codex,” 3d ed. (1981), pp. 86-87、およびその第3付録（1992年3月）pp. 107-108（ここで言及することにより、5 U.S.C. 552(a)と1 CFR part 51に基づいて連邦規則の一部となる）の仕様を満たす。この文書の写しは米国アカデミープレス（2101 Constitution Ave. NW., Washington, DC 20418）と食品安全応用栄養センター (HFS-200) (
5100, Paint Branch Pkwy., College Park, MD 20740
）から入手、または国立公文書記録管理局（NARA）にて閲覧できる。NARAに本資料の利用について問い合わせるには、202-741-6030に電話するか、
http://www.archives.gov/federal-register/code-of-federal-regulations/ibr-locations.html
へアクセスされたい。
(ｃ) この成分は、§184.1(b)(1)に基づき、食品中に現行ＧＭＰ以外の制限は何も受けずに使用される。
(ｄ) 本sectionに定める使用法と異なる本成分に対する既認可は存在しない、または既に放棄されている。
[59 FR 63895, Dec. 12, 1994]