公益財団法人
日本食品化学研究振興財団
FDA 21CFR(仮和訳)
172 食品に直接添加するために許可された食品添加物
多目的添加物
§844 ステアロイル−2−乳酸カルシウム
§172.844 ステアロイル−2−乳酸カルシウム
食品添加物ステアロイル−2−乳酸カルシウム(Calcium stearoy1-2-lactylate)は、下記の規定条件に従って、食品に安全に使用できる。
(a) ステアロイル乳酸のカルシウム塩を少量の関連酸の他のカルシウム塩の混合物である当添加物は、ステアリン酸と乳酸の反応及びカルシウム塩への変換によって製造する。
(b) 当添加物は下記の規格に適合する。
酸価 50〜86
カルシウム含量 4.2 〜5.2 %
乳酸含量 32〜38%
エステル価 125 〜164
(c) 当添加物は以下の通り使用するか以下の使用を意図する。
(1) 使用する小麦粉重量の 0.5%以下の分量で、イーストでふくらませたベーカリー製品及びその調合ミックスのドウ調整剤として使用。
(2) 以下におけるホイッピング剤として使用。
(ⅰ) 0.05%以下のレベルにおいて液体及び冷凍卵白に使用。
(ⅱ) 0.5%以下のレベルおいて乾燥卵白に使用。
(ⅲ) 加工済植物油ホイップド・トッピング重量の 0.3%以下のレベルにおいて、植物油ホイップド・トッピングに使用。
(3) 脱水ポテトにおける調整剤として。分量は脱水ポテトの 0.5%以下とする。
(d) 当添加物の安全使用を確保するために、
(1) 当食品添加物及びこれより調製された中間プレミックスのラベルには、法が要求するその他の情報に加えて、下記の表示を行うものとする。
(ⅰ) 当添加物名
(ⅱ) 中間プレミックス中の当添加物の濃度または強度の記載
(2) 本 sectionの paragraph(c)に規定する制限事項に従った完成食品を提供するために、当食品添加物のラベルには適切な使用法もまた表示するものとする。