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公益財団法人 日本食品化学研究振興財団
FDA 21CFR(仮和訳)

172  食品に直接添加するために許可された食品添加物
食品保存料

§120  EDTAカルシウム二ナトリウム

§172.120 EDTAカルシウム二ナトリウム
 
食品添加物EDTAカルシウム二ナトリウム(calcium disodium ethylene-diaminetetra acetate )は、次に定める目的のために、次に定める条件に従って指定された食品に安全に使用することができる。
(a) 本添加物は、二水和物 C101262CaNa2・2H2O、あるいは三水和物C101262CaNa2・3H2Oのいずれか、またはこの両者の混合物を、最低99重量%含有する。
(b) 本品は次の用途に用いる:
(1) 単独で次の食品に使用し、その濃度は、無水物換算で下記の限度を超えない。
  
食 品
限度 (ppm)
用 途
キャベツのピクルス
220
色、香味、組織保持性の増強
缶入り炭酸清涼飲料
33
香味保持性の増強
缶詰白色じゃがいも
110
色保持性の増強
蛤(調理缶詰)
340
色保持性の増強
カニ肉(調理缶詰)
275
ストラバイト生成抑制、色保持性の増強
キュウリのピクルス
220 
色、香味、組織保持性の増強
蒸溜アルコール飲料
25
色、香味、およびまたは製品の透明性の安定度の増強
ドレッシング(規格外)
75
保存料
乾燥ライマ豆(調理缶詰)
310
色保持性の増強
固ゆでした卵製品で、円筒状の卵白の内部に卵黄の芯が入っているもの
* 200
保存料
ソラマメ(調理缶詰)
365
色保持性の増強
発酵麦芽飲料
25
噴出防止剤
フレンチドレッシング
75
保存料
マメ類(乾燥ライマメ、ピンクマメ、小豆以外のあらゆる調理済缶詰製品)
365
 色保持性の増強
マヨネーズ
75
同上
マッシュルーム(調理缶詰)
200
色保持性の増強
オレオ油マーガリン
75
保存料
ピーカンパイのフィリング
100
色保持性の増強
Pink beans(調理缶詰)
165
色保持性の増強
ポテトサラダ
100
保存料
加工乾燥ぶち豆
800  
色保持性の増強
アズキ(調理缶詰)
165
色保持性の増強
サラダドレッシング
75  
保存料
サンドイッチスプレッド
100  
同上
ソース
75  
同上
小エビ(調理缶詰)
250  
ストラバイト生成抑制、色保持のの増強
可溶性キャリアーに含ませた香辛料エキス
60
色、香味保持性の増強
人工着色し、レモンまたはオレンジ着香したスプレッド
150
色保持性の増強
  
 *卵白重量に対して
2 EDTA二ナトリウム塩(disodium ethylene diamine tefra acetate )と共に、次の食品に使用し、その総濃度は、無水 C101282 Ca Na2 換算で下記の限度を超えない。
  
食 品
限度 (ppm)
用 途
ドレッシング(規格外)
 75       
保存料
フレンチドレッシング
  75       
同上
マヨネーズ
 75       
同上
サラダドレッシング
 75       
同上
サンドイッチスプレッド
 100       
同上
ソース
 75       
同上


(c) 本添加物の安全な使用を確実にするために:
(1) 本添加物の容器のラベル、または表示には、法によって要求されている他の情報に加えて、本添加物の名称を記載しなければならない。
(2) 本添加物の容器のラベル、または表示には、本 sectionの paragraph (b)の制限に適合する最終製品をつくるための適当な使用指針を記載しなければならない。
(d) 本 sectionの paragraph (b)に記載した規格食品においては、本添加物は、当該食品に適用される同定規格に適合する場合にのみ使用する。
  
〔42 FR 14491, Mar. 15, 1977, 48 FR 10815, Mar. 15, 1983にて改正; 58 FR 52222, Oct. 7, 1993; 60 FR 33710, June 29, 1995; 65 FR 48379, Aug. 8, 2000