公益財団法人
日本食品化学研究振興財団
FDA 21CFR(仮和訳)
173 食品への使用を認められる二次的直接食品添加物
食品処理用重合体物質および重合体補助剤
§20 イオン交換膜
§173.20 イオン交換膜
イオン交換膜は下記に定める条件のもとに食品の加工に安全に使用することができる。
(a) イオン交換膜は、本章の§177.1520に適合するポリエチレン基材を、当該基材のポリスチレン相が重量比で16パーセント以上30パーセント以下となるまで、スチレンとの重合に付すことにより調整される。基材は次いでクロロメチルメチルエーテルと反応させ、続いてトリメチルアミン、ジメチルアミン、ジエチレントリアミン、もしくはジメチルエタノールアミンを用いてアミノ化させることにより変性される。
(b) イオン交換膜は記載の手順に付した時に下記の抽出度制限に適合するように製造される。それぞれが約14グラムの重量を有する1平方フィートの別々のサンプルを小片に切り分け、 150立方センチメートルの下記溶媒中で4時間還流する。蒸留水、5パーセント酢酸、および50パーセントアルコール。各サンプルからの抽出度は重量比でサンプルの0.4 パーセントを超えないものとする。
(c) イオン交換膜はグレープフーツ果汁の製造において、製造されるグレープフルーツ果汁の全固形分に対するクエン酸の割合を調整するために使用するものとする。